第6章 高尾和成~黒子のバスケ~
映画が終わって、ちゃんを見たらなんか違和感を覚えた。
というより待ち合わせ場所に着くまでに何があったかがわかった気がした。
ちゃんの左腕が痣だらけになってたから。
別に左腕、左足に痣があるのはいつものことだし別に気にしてもいなかった。
でも今日のはおかしい。真新しい痣がこんなに沢山あるはずがない。
高尾「ちゃん、この左腕どうしたの?」
「え?あ、あぁ。いつもぶつけてたりするからその時の痣だよ。」
高尾「随分新しい痣があるみたいだけど?」
「うん。ちょっとぶつけた。」
高尾「でも、手首真っ青だよ?普通ぶつけるっていったら腕じゃねーの?」
「……。」
高尾「とりあえず、何があったか教えて?」
「……うん。」