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僕だけの君だと思っていた【声優】

第10章 デート。


<入野自由side>

今日はさくらちゃんとデートの日。
デートって言っても、
僕のわがままについてきてもらう
って感じだけど。
朝が弱いのに僕は早めに目が覚めていた。
一応さくらちゃんに
メール入れとこうかな。

『おはよう!
もう起きてるかな?
約束どおり11時に待ち合わせで
大丈夫?』

すると数分後に連絡が返ってきた。

『おはようございます入野さん!
起きてますよ〜!
入野さんみたいに寝坊助さんじゃないので。笑
それにしても入野さんも早いですね』

さくらちゃんは最近
僕に慣れてきたのか
ちょっと小馬鹿にもしてくるようにもなった。
距離が近くなったようで
僕は嬉しいけど。

『うるさいな〜。
それじゃ、またあとで連絡するね。
気をつけて来てね。』

返信をし、僕は出かける準備を始めた。
今日はせっかく仕事以外で
さくらちゃんと会える日だから、
ちゃんとアプローチしたいと思ってる。
来週の仕事で先輩たちに
取られないようにする為にも、、、。




僕は早めに家を出て、
待ち合わせ場所へ向かった。
着いたのは30分前。
我ながら早すぎたなって思ったけど、
女の子を待たせるわけにはいかない。
約束の10分前に彼女はやってきた。

主「入野さん!すみません、
待ちましたか?」

入野「ううん!今来たとこだよ。」

さくらちゃんはいつもみたいな
かっちりした服じゃなく、
ショーパンに白のインナーと
花柄の薄いロングカーディガンという服装だった。

主「入野さん、、、服、変ですか?」

多分僕があまりにもじろじろ見過ぎだからか
さくらちゃんが心配そうに聞いてきた。

入野「ううん!変じゃないよ。
でもいつもと違いすぎてびっくりしたっていうか。
普段はこんな格好するんだね〜」

主「最近私服をあまり着ないので、
自分がどんな格好してたかも忘れちゃいましたけど。笑」

入野「仕事ばっかりだもんね、
いつもありがとう。
今日の服すごい可愛いよっ」

主「ありがとうございます!
どこ行きますか?」

入野「そうだね〜
早速だけど早めにランチ行かない?
まだお腹すいてない?」

主「いいですね!
先にごはん行きましょっか!」

僕たちは先にランチへと向かった。
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