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僕だけの君だと思っていた【声優】

第9章 嵐の前の静けさ


<主side>

入野さんのマネージャーになってから
約1ヶ月が過ぎた。
最初は入野さんと神谷さんと
色々あったけど、最近は全くなにもされない。
別になにかされたいわけじゃないけど、
好きだって言われたのに
特になにもアプローチされないから、
やっぱり遊びだったんだなと思う。

そんな時に舞い込んで来た仕事が
温泉旅館でのお泊りの仕事。
仕事は仕事だけど、
入野さんは最近仕事続きで
疲れてそうだったから
マネージャーとして
温泉浸かってゆっくりしてもらえるなら
嬉しい。

中村さんと小野さんには
まだ会ったことがなかったから
どんな方なのか会うのも楽しみ。
ちゃんと挨拶しないとな〜。

そんなことを考えていると
知らない番号から電話がかかってきた。
誰だろう。
仕事の電話かもしれないから
出ないといけない。

主「はい、もしもし」

?「あ、もしもしー?
さくらちゃん?
おれ!福山です!」

電話の主は福山さんだった。
名刺を渡してから初めての連絡だった。

主「福山さんですか!
ご無沙汰してます。」

福山「久しぶり!
結局連絡できなくてごめんねー!
今度、また一緒に仕事らしいね!」

主「はい!よろしくお願いしますっ」

福山「さくらちゃんも、
もちろん来るんよね?」

主「はい、同行しますよ」

福山「そっか、それなら楽しみっ。
当日はよろしくね〜」

主「はい、こちらこそ」



ただの挨拶の連絡だったみたい。
律儀な人なのかな〜。
でもわざわざわたしに
連絡くれなくてもいいのに。
ただのマネージャーだし。
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