第8章 大人の魅力
<主side>
神谷「うん、僕、吉岡さんのことが好き。
すごく夢中になってしまったんだ。
君に振り向いてもらえるように
頑張るから、たまにごはんとか
一緒に行ってくれないかな?」
わたしは色々と困惑していた。
神谷さん、本気なのだろうか、、、。
主「、、わかりました、、」
特に断る理由もなかったので、
そう答えた。
でも、入野さんもわたしのことが好きだと
言ってくれた。
なんだか二股かけてるみたいだ。
神谷「ありがとう。
今日は泊まってく?
吉岡さんがいいなら、
そうして欲しいとこだけど。」
明日の準備もあるので、
今日は帰りたかった。
主「いえ、明日の準備もあるので、、
今日は失礼します、、、。」
神谷「そう、それじゃ下まで送ってくよ。」
主「いえ、大丈夫ですよ、
もしかしたら撮られたりするかもなので。」
わたしは乱れた服を着なおし、
出る支度をする。
出ようとしたら
神谷さんに後ろから抱きしめられた。
神谷「今日はほんとに大人気ないことをしてごめん。」
主「いえ、、」
もうなんと答えたらいいかわからない。
なんでわたしは断りきれないのだろう。
断れない自分も悪い。
神谷「明日、仕事なんだよね?
頑張ってね、また連絡するから」
主「わかりました。
それでは、失礼します。」
わたしは、そう言うと神谷さんの
自宅を出て、
1人帰路に戻った。