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僕だけの君だと思っていた【声優】

第1章 新しい扉


主「あら、また来てくださったんですね
いつもご贔屓ありがとうございます」

?「ああ、ちょうど仕事が終わったところでね、
さくらちゃんに癒してもらおうと思ってさ」

主「ふふっ、ありがとうございます、
お酒はいつものでよろしいですか?」

?「うん、頼むよ」


わたしの名前は吉岡さくら。
東京の繁華街でキャバ嬢として働いている。
好きでこの仕事をやってるか?
そう聞かれると難しい、、、。
もともとは普通の一般職でOLをしていたけれど
昔付き合っていた男に貢がされ
お金が足りなくなり時給の高い
キャバ嬢として働いている。
もともと接客は好きだし、人と話すのも好き。
お酒もそれなりに強いから仕事としてやっていけてる。
でも親にはキャバ嬢やってることを秘密にしているし、
そろそろまた一般職に戻りたいと思っている頃。
なんかいい仕事ないかな〜
そう思いながらお客が頼んだ
お酒をつくっていた。

主「はい、田中さん、できましたよっ
ではっ、かんぱい!!」

田中「かんぱい!!
、、、っくー!やっぱり仕事の後の酒は最高だね」

主「そうでしょうね、いつもお疲れ様です。」

田中「さくらちゃんも、ちゃんと息抜きできてるの?
頑張り屋さんそうだから、おじちゃんちょっと心配だよ」

この田中さんはわたしがキャバ嬢として
働き始めた頃からよくしてくれている
常連さんの1人だ。
お金もたくさんお店で使ってくれるし、
プライベートのことは詮索してこない、
良客と言っていい方だ。

主「そんなに頑張り屋さんじゃないですよ、
息抜きだってちゃんとしてますし!」

田中「そうなの、それは良かった、
、、、あっちょっと電話だ、ごめん出ていい?」

主「どうぞどうそ」

田中「もしもしどうした?
うん、うん、、、、
もう、、、またそれかよ、、、。
こないだから気をつけてって言っていたよね?
もうこんな時間だからまた明日会社で考えよう。
はい、お疲れ様。」

主「お電話大丈夫でしたか?」

田中「うん、ごめんね。
ちょっとトラブルというかね、、」

主「それ、わたしが聞いても大丈夫なやつですか?」



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