第2章 始まり
嘘だ 嘘だ 嘘だ 嘘だ!
こんな事ってないよ…!
もう少しだったのに…地下室まであと少しだったのに…!
エレン「姉ちゃん…だけでも逃げ…ろよ…」
ミカサ「…エレンは…大事な家族…だから…生きて…」
アルミン「そうだよ…君は人類の希望なんだ…から…」
私を庇って絶え絶えに言う私の可愛い弟達
呆然とする私に誰かが抱きしめる
リヴァイ「お前の代わりはいない、だから生きろよ。愛してる」
泣きながら私は兵長に手を伸ばす
兵長は今までに見た事ないくらい優しい笑みを浮かべていた
『リヴァイ兵長!』
私の足元に転がる幾つもの死体
立体機動のガスが無くなったのか人類最強のリヴァイ兵長も巨人に捕まり食われた