第3章 day2 「入間銃兎」
着いたホテルは普段使用しているホテルよりも数段グレードが高い…ように見える。
ホテルを見て思い出した。
顔だけしか思い出せなかった入間さんのやプレイの内容を…
絶対一線を越えるプレイはしなかったけれど優しいわけでないあのプレイを…
指定された部屋のインターフォンを押し、開けてもらえるのを待つ。
かちゃんと音を立て開いたドア。
中から神経質そうな、それでいて綺麗な笑顔がのぞく。
「嗚呼、時間ぴったりですね。どうぞ。」
「本日はよろしくお願いします。」
ぺこりと一礼をし部屋に入れば、後ろではかちゃりと鍵をかける音。
「さて。」
ぽそり。
入間さんが私の肩をそっと掴む。
「あ…本日はなんぷん…」
「3時間、よろしいですか?」
「…お店に確認します。」
「事前に伝えてあるオプション…下着の件は。」
「了承済みです。確認しますか。」
「いえ、それは後ほど。
あとはオプションで即尺、パンスト、おもちゃ等持ち込みですかね。」
即尺…
デリヘルはお風呂に入ってお互いが体を洗ってからプレイが始まるのだが、即尺とは陰部を洗わずに口に含むので病気等のリスクもあるため有料になっている。
「わかりました。ではお店に確認の電話をさせていただきますね?」
「わかりました。」
入間さんから少し離れ電話をかける。
店長に時間と料金の確認をし、入間さんから料金を受け取ると入間さんは近くのソファーに座った。
「じゃあ早速舐めて頂きましょうか。」
ソファーに座り脚を開いた入間さんの足の間は未だ反応すらしていない。
失礼しますと一言伝え脚の間にしゃがみこむとベルトを外す。
腹部のホックを外し、ファスナーを下ろそうとした時に待ったがかかった。
「ここからは手を使わないでお願いします。」
意地の悪い笑みを浮かべた入間さん。
はい、と返事をすると、私はファスナーを舌で立ち上がらせ歯を使い器用にファスナーを下ろしていく。
そのまま上目遣いで入間さんを見れば少しだけ腰を浮かせたので、パンツの生地を傷めないように注意しながらパンツを下げる。
残ったボクサーのゴムを口で食みゆっくり下げていくとゆるりと立ち上がり始めた陰茎が下着からはみ出した。