第18章 誕生祝い to Masaki * 3rd
「今までの人生の中で間違いなく今日が一番幸せだって思う。それくらい嬉しくて感動してるよ」
「相葉ちゃん…」
「本当にありがとね」
真剣に感謝の気持ちを伝えたら、風ぽんの目が潤んだ。
本当にどんな言葉でも足りないくらい感謝してるんだよ。
ありがとう、風ぽん。
「…あ!あと初めて風ぽんから手を繋いでくれたのも嬉しかったな!」
きゅっと繋いだ手に力を込めると、風ぽんの頬がピンクに染まった。
きっとさ、俺がニノたちのことをガン見しちゃってたから、俺がまた羨ましがってるって思ったんだろうね。
まぁ、今日はニノたちを羨む気持ちは全くなかったんだけど。
だって羨む必要なんてないくらい風ぽんが可愛いし。
今日は俺たちも人目を気にしないでたっくさんラブラブ出来ちゃうもんね!
でも風ぽんは本当に俺のことよく見てくれてるんだな。
それで俺のために勇気を出してくれたんだよね。
風ぽんにこんなに愛されてる俺は、世界で一番の幸せ者だね。
でもこんなダメダメな俺だけど、俺だって風ぽんのこと大好きだから。
何よりも大切だって思ってるから。
頑張って風ぽんに相応しい男になるから。
だから、これからもどうぞよろしくね。
そんな気持ちを込めて、風ぽんの手をもう一度しっかり握り直した。