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キミのとなりで ずっと【気象系BL】

第13章 誕生祝い to Nino * 3rd


-Oside- おまけの夢の国


「やだ!やだやだ!」

ニノと風間の誕生日祝いでやってきた夢の国。

今日をすごく楽しみにしてて、ついさっきまで超ご機嫌だったニノだけど。

今はちっちゃい子みたいに駄々をこねてむくれてる。

「ねぇ、カズ…」
「やだ!」

翔くんが何とか宥めようとするけど、ニノは聞く耳を持たない感じ。

何を揉めているのかと言うと…

「俺だけじゃやだもん!今日は智と風間とおそろいにするんだもん!」

これ。

あ、毎年恒例になってるカチューシャの話ね。

開門を待って並んでる時に、翔くんが今年はミッキーにしようかって言い出したんだけど。

何故か今年は1人じゃやだってニノがごねて。

いやいや、巻き込まないでよ…
去年も一昨年も1人でつけてたじゃん…

ニノがこう言い出したからには、反論するだけムダな気はしたけど。

それでも一応、意思表示はしておこうと思って。

「俺はつけないよ」
「なんで?」

キッパリ断ったら、ニノがキョトンとした。

いや、そんな不思議そうに首を傾げられても困る。

「なんではこっちのセリフなんだけど…」
「だって智と風間とおそろいにしたいんだもん」
「俺はつけたくないんだけど…」

だって高いし、他に使い道もないし。
大体、俺がつけても可愛くないし。

特にメリットがないんだよ。

でも、これでニノが機嫌を損ねちゃったんだよね…

「智がつけないなら俺もつけない!」

ほっぺたをパンパンに膨らませて、プイっとそっぽ向いちゃって。

それからずっとこの状態。

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