第4章 I feel frustrated Whiteday
そこには気持ち良さそうに寝息を立てる彼女の姿が。
その規則正しい寝息と柔らかい寝顔を見てローは困ったように笑った。
「参ったな…やってくれるぜ」
ここまできてお預けか。
乱れたエリナの前髪を整えてやる。
頬を撫でれば陶器のように滑る肌の感触を指先で感じる。
その赤いぽってりした唇をそっと撫でる。
「俺は当分寝れねぇよ…」
お預けを食らった体は行き場を無くし、どうしたらいいものやら。
ローはエリナの隣へ寝転び、その寝息に耳を済ませてゆっくり目を閉じた。
「畜生…お預けかよ」
END