第1章 大好きな白
葵「け・・・謙信様?」
謙信「すまぬが我慢はもうできぬ」
謙信はそういうと、
葵の帯をしゅるりと解いた。
そのまま着物を乱していく。
葵は一糸まとわぬ姿になる。
謙信「・・・また大きくなったか?」
謙信は葵の双丘を見て、
形の良い眉をひそめていた。
葵「今は藍に乳をやるために、
大きいだけですよ。
いらなくなれば元に戻るそうです」
謙信「そうなのか?」
葵「はい、聞きましたから」
聞いたというのは例の女夢魔だろうと、
謙信はそう判断した。
謙信「・・・元に戻りたいのか?」
葵「どちらでも?謙信様は?」
謙信「俺のものなら気にせん。
だが今のお前のそれが大きいのは、
俺のためでないからな・・・
まあ藍が俺の子だから譲歩はしてやるが」
葵「(くすくす)」
謙信の言葉に、葵は笑っていた。