第1章 大好きな白
謙信「何がおかしい」
葵「本当にしょうがない人だなと思って。
謙信様、藍がいらなくなっても、
私に似た子がほしいなら、
またこうなりますよ?」
謙信「・・・それでも俺は、
お前に似た子が欲しい」
謙信は真剣なまなざしで葵に返す。
謙信「・・・戯れは終えるぞ。
俺はお前を愛したい」
謙信はそういうと、
葵の胸に吸い付いた。
葵からは甘い声と同時に、
本来は子にやるべき白い液が、
胸の先から漏れ出ていた。
謙信はその液体を吸う。
謙信「・・・あまり美味くはないな」
謙信は葵の胸の先端から、
口を離すとそんなことをつぶやいた。
葵「赤子のモノですから、
大人の謙信様が、
飲んでもいいものではないかと・・・」
謙信「・・・・・・」
母乳の味が気に入らなかったのか、
謙信は葵に口づけをしてきた。
葵「謙信・・・様?」
謙信「口直しだ」
謙信はしれっとそう答える。