• テキストサイズ

軍神と夢魔~番外編~

第2章 安土と越後の姫


佐助「謙信様はやはりすごいですね」
謙信「何だ?急に」
佐助「いえそう思っただけです」
超常現象にすら打ち勝つ軍神の愛の執念に、
佐助はただただそう思っていた。

ああここまでされたら、
これを知ってしまったら、
誰も謙信と葵が結ばれるのを、
止められはしないじゃないかと・・・

だって自然すら二人を引き裂けないんだから、
むしろ離れるなとそう言っているんだから・・・
謙信と葵の見えない絆を、
佐助は大きな安堵と、
少しの寂しさと疎外感を感じたが、
それを誰にも言うことはなく、
謙信、葵らとともに、
その身を越後へと帰す。

しばらくのち、
謙信はしぶしぶ条件を了承すると、
葵と婚姻の儀を結び、
二人は謙信が死ぬその時まで、
ずっと寄り添い過ごしていくのだった。



おしまい
/ 34ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp