第2章 安土と越後の姫
数分後、
別室で舞と葵はいた。
葵の服作りのための採寸をするためだ。
舞「えっと謙信様が言ったこと本当なんだよね?」
葵「うん、まあ本当かな・・・」
いっしょといえばいっしょだし、
違うといえば違うけどねと、
葵は内心そんなことを思う。
舞「えっと採寸しないとね。
とりあえず服脱いでもらっていい?」
葵「謙信様がごめんね。
なんで急に五百年後の着物なんて、
思ったのか、私にも分からなくて」
葵はそういうとばさりと着物を脱ぎ始めた。
舞は同性である葵の、
着物の下の肌にぽかんとなっていた。
葵「舞さん?」
舞「あ、ごめんすぐ採寸するね」
舞は慌てて採寸を始める。