第4章 キヨと生放送
『…へぁ?』
胸が息苦しい気持ちは無くなった。
キヨ『…』
『ちょっと!やだ!!!離せよ!!!!
……離して!!!キヨ!今話してんじゃん!苦しいって!』
キヨが私を抱きしめる力は、徐々に強くなっていった。
キヨ『…ごめんね、ごめん!ひいろ!!
おれ、ばかで…!ひいろの気持ち知らなかったのに、分かったような言い方して…。
他のやつに取られたくなくて、独占しようとして、やな事いって。。ひいろじゃなくて自分を守ることしか頭になかったんだ…。…ごめんね。』
『……あーあ、また謝っちゃった…泣』
キヨ『ひいろだって。泣いちゃった。』
『…あ』
私の目からは、大粒の涙がポロポロと数滴出ていた。
キヨ『はー。。結局泣かしちまった。』