第4章 君に捧げる恋歌(今川義元)
義元「無理やりしたのは謝るけど・・・
君を抱いたことは謝らないよ・・・・・・
そして覚えておいて・・・
俺は君が好きだから・・・」
忍はまた騙そうとしているのか、
そう思ったが義元の心臓の鼓動と、
義元の表情が嘘をついていないことを悟った。
義元「君が俺を嫌っても、
俺は君が好きだ。
もうこんなことはしない。
君とももうできるだけ、
顔を合わせないようにするから・・・
君が嫌なら忘れてくれていいから・・・」
義元はそう諦めたような顔をすると、
忍から離れようとした。
忍は思わず手を振り上げ、
義元の綺麗な顔を平手打ちしていた。
パアンという音が部屋に響く。
義元「忍!?」
義元は忍の行動に驚いていた。