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イケメン戦国短編集2

第4章 君に捧げる恋歌(今川義元)


義元「ありがとう・・・
   最初はこうするつもりなんてなかったんだ・・・
   本当にただ君の歌を聞きたかった。
   もっと君を見たかったんだ・・・
   君がとても綺麗だったから・・・」
忍「綺麗って・・・」
義元の言葉に忍は頬を赤らめた。

義元「だから・・・あそこでの秘密の逢瀬だけで・・・
   最初は本当に満足だったんだ。
   だけど・・・君の歌声を聞き続けるうちに、
   君に会うにつれ・・・
   それだけじゃ足りなくなった・・・
   もっと君が欲しくなった。
   そんな時にここで君に会った・・・
   俺は嬉しさと同時に、
   俺の中に醜いものが生まれたのを感じたよ。
   気づいたら制御できなくなって・・・
   君を抱いてたよ・・・」
義元は自嘲的な笑みを浮かべると、
忍の身体を自身の胸板に再び押し付けていた。
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