• テキストサイズ

イケメン戦国短編集2

第39章 謎は湯煙に消える(武田信玄)


信玄「泣かせるために、
   連れて来たんじゃないんだけどな」
忍「だって・・・私何も知らなくて・・・」
信玄「うん・・・」
忍「信玄様のこと・・・
     全然信じてあげられなくて・・・
     病気で・・・湯治だと思って・・・」
信玄「そうか・・・言ってあげればよかったな・・・
   姫をそんなに心配させるなら」
忍「信玄様は悪くないです・・・
     私が信玄様を、
     信じてあげられなかったから・・・」
信玄「いや・・・信じてもらえないようなことを・・・
   してきたのは俺だ。姫のせいじゃない・・・
   姫・・・俺を喜ばせたいなら、
   笑ってくれ・・・
   君の泣き顔は俺の胸に痛い・・・」
信玄はゆっくりと、
忍の瞼に口づけを落とす。
/ 690ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp