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イケメン戦国短編集2

第38章 夜のタカは天を舞う(織田信長)


光秀「政宗がえらく上機嫌だったから、
   何かと思えば、
   小娘もそんな本に興味がある年頃か」
忍「これは違います!!」

光秀「ごまかさずともよい。
   はしたない娘というのも味がある」
忍「だから違うって、
    言ってるじゃないですか!!」

光秀「おおかた政宗の仕業だろう?
   からかいがいのある娘だ」
忍「それは光秀さんの・・・
     せいじゃないですか!!」
光秀「これはすまない。
   では、おわびにこれをやろう」
光秀は忍に大きめの袋を手渡した。

忍「なんですかこれ?」
光秀「こら・・・
   こんなところで開けるんじゃない。
   これはとある筋から入手した拷問器具だ」
拷問。その言葉に危険なものを感じた、
忍はすぐに光秀に返そうとした。

光秀「よいのか?
   信長様との夜が不満なのであろう?」
忍の悩みをあてられた気がして、
忍は驚いて光秀を見る。

忍「な・・・んで・・・」
光秀「図星か。
   本当にお前はわかりやすいな。
   信長様に使ってもらえば、
   案外不満も解消するかもしれないぞ」

忍「・・・役に立たなかったら、
    これ光秀さんに使いますからね」
光秀「これは怖い。
   何ならいますぐにここで使うか?」
忍「使いません!!!」
忍は光秀と別れ、
廊下を早足で歩く。
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