第38章 夜のタカは天を舞う(織田信長)
政宗「ずいぶん積極的じゃねーか」
書庫をあとにした忍を見て、
政宗はそんなことをつぶやく。
忍「政宗!!」
政宗「俺が実践でその本のこと教えてやろうか?」
忍「いらない!!ってか政宗でしょ。
三成君にこんなもの渡して!!」
政宗「たしかにそいつは俺が、
あいつにやったもんだが・・・
あの野郎・・・押しつけやがったか」
忍「三成君がこんなもの、
読むわけないでしょ」
政宗「お前あいつのことなんだと思ってんだよ」
あいつも俺と同じなんだがな・・・
そんなことを政宗は思ったが、
いうのはやめた。
政宗「まあ信長様との夜に役立ったら教えてくれ。
あとそうだ。
うまい食材が手に入ったから、
今晩信長様に愛されまくるかもなぁ」
政宗はそう不穏な言葉をつぶやくと、
厨にいってしまった。