第36章 苦き夢と甘き現(徳川家康)※閲覧注意
忍「・・・お茶もおいしい・・・ね・・・
あれ・・・ど・・・
した・・・んだろう・・・」
饅頭とお茶を堪能していた、
忍だったが、
しばらくするとその視界がぼやけ、
忍の意識は闇へ落ちた。
家康「!!」
家康はいきなり、
倒れた忍に驚くが、
忍の様子に、
すぐに冷静さを取り戻す。
忍はスースーと、
寝息をたてながら、
穏やかに眠っていた。
家康「忍?」
家康が忍の名を呼ぶが、
深い眠りに落ちた忍は、
寝息以外家康に反応を示さない。
家康はその後も、
数度忍の名を呼び、
その頬に触れるが、
忍はいまだ目を覚まさない。
家康はやがて笑みを浮かべると、
忍の身体を横抱きにすると、
その身体を楽々と持ち上げた。