第36章 苦き夢と甘き現(徳川家康)※閲覧注意
家康「・・・ところでそれなに?」
家康はふいに忍が、
手で持っているものに、
視線をむけ、問いかける。
忍「あ、これ?
政宗が後で食べろってくれたの。
せっかくだし、
家康も一緒に食べようかなって」
家康「・・・一個しか入ってなくて、
やっぱりあげるの、
やめるとかならないよね?」
政宗の料理の腕は信用しているので、
いらないとは家康は言わなかった。
何より忍と時間をすごせるなら、
何でもよかったのだ。
忍「もう!そこまで、
食い意地はってないもん!!」
忍は頬を膨らませる。
家康「冗談。せっかくだしいただこうかな
お茶入れてくるから座ってなよ」
家康はそういうと腰をあげる。
忍「え?お茶なら私がいれるよ」
家康「いいから」
家康はそういうと、
忍に座布団に座らせた。