第34章 酔う(伊達政宗)
忍「信長様宛てなら、
急ぎの文かもしれないでしょ。
だから・・・」
政宗「はいはい。分かってる。
そう大声を出すな」
忍「誰のせいだと・・・
ん・・・ぅ・・・」
ふいに政宗に文句を言う口を、
政宗は言葉ごと封じ込める。
政宗からの突然の口づけに、
忍は驚き、
反応することさえできない。
忍「は・・・なんで・・・」
政宗「理由がなきゃ、
口づけしたら駄目なのか?」
忍「そ・・・そうじゃないけど・・・」
政宗「ならいいだろ?
もう一度させろよ」
政宗は忍に今度は合図をし、
再び忍に唇を重ねる。