第34章 酔う(伊達政宗)
時はさかのぼること半刻前、
安土の世話役となった忍は、
今日も世話役の仕事していた。
忍「信長様。
文をお持ちしました」
忍は天主にある、
信長の部屋を訪れていた。
だが、そこにいたのは、
信長ではなかった。
政宗「んー?なんだ忍か。
信長様ならいねえぞ」
忍「え・・・
どこにいるか分かる政宗?」
政宗「いや俺も知らねえ。
にしても妬けるな」
忍「何が?」
政宗「そんなにも信長様に、
構われたかったのか?」
忍「なっ・・・
ち・・・違うから!!」
政宗「何焦ってんだよ。変なやつ」
忍「だってそれは政宗が!!」
政宗の言葉を慌てながら、
否定する忍。
そんな忍に、
政宗はからからと笑う。