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イケメン戦国短編集2

第32章 兄の皮をかぶった狼(豊臣秀吉)


しばらくして

忍「ふう。
    気持ちよかったねー?」
秀吉「(・・・・・・)」

風呂に入り、
さっぱりとした、
忍の腕の中で、
秀吉はぐったりとしていた。

秀吉「(・・・見ちまった・・・・・・
    着やせすんだな・・・
    って何考えてんだ俺。
    忘れろ。
    忘れるんだ俺―――)」

湯あみの場で見てしまった、
忍の素肌と、
一緒に湯あみをしてしまったことを、
秀吉は必死に頭をふる。

忍「こら暴れないの!!」
秀吉「(しかも見ただけでなく、
    あんな・・・)」
犬が秀吉であることなど、
露知らない忍は、
無防備に素肌をさらしただけでなく、
秀吉の肌に触れてきたのだった。
それはもう隅々まで・・・

秀吉「(人間の時に、
    触れてもらいてえな・・・)」
秀吉はそんな本音を漏らしていた。
忍がそんなことを、
してくれるはずはないと、
思いながら・・・
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