第31章 紅花散華(毛利元就)※閲覧注意
男「そ・・・それは・・・
娘は・・・」
元就「娘・・・ね・・・?
いいこと聞いたな。
てめえの娘は、
俺がもらう」
男「そんなやめてください。
娘は・・・
娘だけは・・・」
元就「うるせえよ!!」
元就は縋り付く男を、
一思いに斬り捨てた。
男「すまない・・・
忍・・・
にげ・・・ろ・・・」
男はそうつぶやくと、
命の灯を消した。
元就「おい」
部下「はっ・・・」
元就「その娘を生け捕りにして、
俺に捧げろ」
部下「御意」
部下はそういうと、
身をひるがえす。
元就「楽しい夜に、
なりそうじゃねえか」
元就は血を眺めながら、
そう一人つぶやく。