第3章 犬と猿・・・?(豊臣秀吉)
忍「・・・しちゃった・・・ね・・・」
秀吉「煽っておいて何をいまさら」
モノを忍のナカからずるりと抜き、
忍の頭を自分の腕の上に置くと、
秀吉はその頬に軽く口づけを落とした。
忍「そ・・・だけど・・・できるんだね・・・
その秀吉さん・・・
私のこと嫌いだと思ったから」
嫌われていたと思っていた相手とこうなったことが、
忍にはいまだ実感がなかったのだった。
秀吉「・・・実感がないならもう一度するか?」
秀吉はそんなことを忍に言う。
子種を出し切って萎えてはいるが、
その気になればもう一戦ぐらいは可能だろうと、
秀吉はそんなことを思ったからだ。
忍「いや・・・も・・・今日はむ・・・無理です」
秀吉「“今日は“か・・・次はいつだろうな」
忍「・・・その・・・いつかで・・・
その・・・夫婦ですから・・・」
秀吉「ああ、そうだな。夫婦だからな」
秀吉は笑顔を浮かべ忍の身体を抱き寄せた。
秀吉「・・・悪かった。もうあんなことはしない。
これからは俺のかわいい奥さんとして、
思いっきり甘やかしてやるから覚悟しておけよ」
忍「秀吉さんこそ、嫌がらないでよね」
秀吉と忍はそのまま褥の上で身を寄せ合いながら、
眠りにつくのだった。