第29章 過去と未来の交わり(猿飛佐助)
佐助「にしても・・・」
忍「ん?」
佐助「四年ぶりに見た、
その格好もたまらないな」
佐助は眼鏡をかちりと動かし、
忍の服装を、
じっと見つめる。
忍「さ・・・佐助君も、
かっこいいよ?」
佐助「ありがとう。
そういってもらえるのは光栄だ」
沈黙が部屋を包む。
佐助「もう少し見ていたいところだけど、
俺としては君に触れたい。
安心して汚さないように、
ちゃんと脱がすから」
忍「え!?」
そういうことじゃない、
佐助に忍は言いたかったが、
それより早く、佐助は、
忍の唇をキスで塞いでいた。
忍「んんぅ・・・」
幾度もされた佐助からの口づけに、
忍はすぐに意識を、
持っていかれそうになる。