第29章 過去と未来の交わり(猿飛佐助)
佐助の手が、
忍の服にかかる。
忍「待って・・・」
佐助「待たないと、
言いたいところだけど、
少し時間がかかるごめん」
そういった佐助の手つきは、
何やらもたついていた。
忍「佐助君?」
佐助「着物に慣れすぎたみたいだ。
洋服を脱がすのが、
逆にうまくいかないとは・・・
俺もまだまだだな」
佐助は少し困った顔をし、
忍の服のボタンを外す。
だがそれでも佐助は、
忍の洋服を乱した。
前が開いたブラウスの隙間から、
現代では当たり前の下着である、
ブラジャーの布がちらりと見え、
佐助はごくりと唾を飲み込んだ。