第3章 犬と猿・・・?(豊臣秀吉)
秀吉「お前、俺とそういうことできるのか?」
忍「それが私の使命だから、
好き嫌いは言わないわ。
むしろ秀吉さん・・・?は、
私と夜伽できるの?」
秀吉「・・・お前とそういうことを、
したことがないのに、
できるできないとか言えるか」
忍「試してみる?」
秀吉「女が簡単に身体開くんじゃねえよ」
忍「意気地なし。
信長様の右腕がそんなだとは知らなかったわ」
秀吉「何だと・・・」
忍「私はともかくとして、
父様は別にあなたじゃなくてもいいのよ。
あなたが信長様の右腕でなければ、
私をあなたによこしたりなんかはしないわ」
秀吉「それはどういう意味だ!!」
忍「・・・政略結婚なんてそんなものでしょ。
信長様に拾われて、
武士の出じゃないにもかかわらず、
信長様の右腕になった男に、
たまたま武家の娘として生まれただけの女を、
嫁として利用する。
ただそれだけよ」
忍は自嘲じみた笑みを浮かべる。