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イケメン戦国短編集2

第20章 交換留学?SIDE安土(信長の章)


忍「信長様・・・?」
信長「こんな気持ちは初めてなのだ・・・
   こんなに誰かを欲しいと思ったのは・・・
   なあ忍、教えろ。
   貴様はどうしたら俺に笑いかける。
   どうすれば貴様は喜ぶ。
   どうしたら貴様は・・・俺を見てくれる?」
信長の言葉は、
まるで子供が親にすがるような、
懇願するような悲痛さを含んでいた。
忍はそんな信長を、
見ているしかできなかった。

忍「(あんなに好き勝手にしたのに・・・
    あんなに嫌といっても、
    聞いてくれなかったのに・・・
    なぜ今更そのようなことを、
    おっしゃるのですか・・・?)」

信長「・・・俺だけを見ろ。
   俺だけのモノになってくれ・・・忍
   いやもうそこまでは望まん。
   笑顔を俺に見せてくれ。
   これが人を愛すということなのか・・・
   人を愛すとは、
   こんなに苦しいものなのか・・・
   なあ忍・・・
   教えてくれ・・・」
信長は忍を必死に求めていた。
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