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イケメン戦国短編集2

第20章 交換留学?SIDE安土(信長の章)


おまけ

佐助「いいかげんにしてください。
   お二人とも」
安土城で佐助は青筋を浮かべ、
眼鏡を触っていた。

佐助の前では二人の男が正座をしている。
ひとりは安土城城主である織田信長、
もう一人は春日山城主であり、
佐助の上司である上杉謙信である。

二人の首には「私は姫を泣かせました」と、
達筆な字で書かれたものが、
下げられている。
二人のことを知る者が見たら、
ぎょっとする光景だろうが、
今回は二人のやらかしたことがことだけに、
佐助を止めるものは誰もいなかった。

佐助「いいですか。
   やるなとは言いません。
   言いませんが、
   いいかげんにしてくださいと、
   言っているんです」

信長「好きな女子を抱きしめて、
   ほとに子種をいれることの何が問題だ」
謙信「そうだぞ、佐助。
   これでも我慢している方だ」
二人の男は悪びれず、
佐助に言い返した。

佐助「いいですか。
   この際、謙信様が舞さんと、
   信長様が忍さんと、
   そうなっていることには触れません。
   ですが限度というものがあります!!」
そう上杉謙信と舞、
織田信長と忍は、
交換留学の時に、
互いに身体をつなげていたのだ。

それについて佐助は突っ込む気はなかった。
もう言っても無駄だったからだ。
だがそれでも佐助は、
口を出さずにはいられなかった。

なぜなら二人は舞と忍の身体を、
遠慮なしに抱きつぶそうとしているからだ。
謙信と信長が二人の少女に、
本気で恋をしているのは、
佐助もさすがに気づいたため、
上司らの恋を邪魔しようとは思わない。
だがその行いは、
あまりにも恋人のモノとは言えなかった。
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