第16章 交換留学?SIDE安土(家康の章)
家康「は・・・疲れた」
忍「そだね・・・」
家康「でも・・・悪くなかった」
本当はよすぎるぐらいだったが、
家康は天邪鬼らしい台詞をはいた。
忍「私は・・・すごくよかった・・・」
家康の交わりを思い出し、
忍はうっとりとしていた。
その口調はさきほどまでの、
子ども扱いとは異なり、
家康を一人の男として扱うような態度だった。
家康もそれに気づいてはいたが、
言えばからかわれるだけだろうと思い、
何も言おうとはせず、
忍に静かに顔を近づける。
忍は目をつむり家康を受け入れる。
やがて静かにゆっくりと口づけをかわすと、
二人はそのまま夢の世界へ旅立つのだった。
家康END