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イケメン戦国短編集2

第16章 交換留学?SIDE安土(家康の章)


忍「家康。薬のお代は?」
家康「いらない。しいていうなら、
   着替え渡したら、
   さっさと出て行ってくれればいい」
家康はそう忍に言い放つ。

忍が嫌いなのではなく、
このままでは、
自分が何をするか分からなかったので、
落ち着かせてほしかったからだ。

忍「・・・お代は身体で払えばいい?」
家康「俺の話聞いてた?
   大体そんなのどこで覚えたの?」
忍「え?男の人そういうの好きじゃないの?」
家康「あんたそれ意味分かってんの?」
家康は呆れながらそんなことをいう。

意味が分からず言っているのなら、
理性が残っている今のうちに、
そんなこというのはやめてほしいと・・・

忍「それくらい知ってるよ。
     大人だもん」
家康「大人なあんた、
   俺ほとんど知らないんだけど?」
毒をくらった現場もそのあと縮む瞬間も、
見たのは自分ではなく、秀吉だ。
大人だとは言われても、その肉体を見てしまっても、
家康の脳裏には無邪気な幼女の姿がよぎっていた。

忍「教えてあげようか?」
忍は家康を子ども扱いするような、
それとも男を誘うような、
そんな笑みを浮かべていた。

家康「いいかげんにしろよ」
忍の態度に苛立ったらしい家康は、
忍の腕をつかむと、
そのまま床に押し倒していた。
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