• テキストサイズ

イケメン戦国短編集2

第2章 男嫌いと女嫌い?(上杉謙信)


忍「もちろん。気に入らないなら、
    あなたもいくらでも、
    私を利用してくれてかまわない。
    なんならこの身、
    あなたの好きにさせてもいいわ。
    女嫌いで有名なあなたに、
    私をどうにかできるとは思ってないけれど」
謙信「一つだけ勘違いをしているな。
   女を遠ざけてはいるが、
   本当に女嫌いなわけではない」
謙信はそういうと忍を押し倒した。

謙信「女を愛したこともあった。
   もっともその女は、
   俺のせいで死んだがな」
忍はその言葉に目を見開く。

忍「だったら私は死にません」
謙信「なんだと・・・?」
忍「謙信様が婚儀を断る理由は、
    私をその人と同じ目に、
    会わせたくないからなんでしょう?
    だったら私は死にません」
謙信「身を投げようとした娘に言われても」
謙信は身体をどかし、
顔をそむけた。
/ 690ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp