• テキストサイズ

イケメン戦国短編集2

第2章 男嫌いと女嫌い?(上杉謙信)


謙信「忍」
忍「あの・・・
    謙信様はどう思いましたか?
    ・・・・・・その私を見て」
謙信「どうも思わん」

忍「そんな!!」
謙信「しいていうなら、
   ますます縁談を結ぶわけにはいかなくなった、
   とお前に言うべきだな」
忍「え?」

謙信「安心しろ。
   最初から俺はこの縁談断るために来たのだ。
   俺の事情に巻き込むわけにはいかんとな」
忍「事情?」
謙信「俺にかかわった者はみな不幸になる。
   お前を同じ目に会わすわけにはいかない。
   死なせてもかまわん下種な女なら、
   形だけの婚儀でもと思ったが、
   お前相手ではそうもいかんからな」

忍「そんな・・・」
謙信「お前もそうはなりたくはなかろう?
   お前の所の者には断りをいれた。
   だからもう身投げなどと、
   ふざけたことをする必要はない」
謙信は忍の頭を、
軽くなでるとその場をさろうとした。
/ 690ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp