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イケメン戦国短編集2

第14章 交換留学?SIDE安土(蘭丸の章)


忍「らん・・・まる?」
蘭丸「君は・・・」
信長「知り合いか?貴様ら」
蘭丸「いえ気のせいだったようです」
蘭丸は忍の姿を見て、
一瞬だけ目を見開いたものの、
すぐに冷静さを取り戻し、信長にそう告げた。

蘭丸「信長様、この子はいったい?」
信長「舞、俺が本能寺から連れ帰った娘のかわりに、
   三日だけ越後からきた女だ。
   もっともネズミの仕掛けた毒針から、
   俺をかばい、今は童女になっておるがな」
信長は愉快そうにそう返す。

その夜、忍の部屋の襖の向こうで男の声が響く。
蘭丸「忍様。いらっしゃいますか?」
忍「蘭丸君?いるよ」
忍はそういうと襖を開く。

蘭丸「よかった。ごめんね」
蘭丸は一言そうつぶやく。
忍「ど・・・いっ・・・」
忍がどういうことと聞こうとした瞬間、
忍に痛みが襲い掛かる。

隙だらけの忍に、
蘭丸が手刀を食らわせたのだ。
忍はそのまま気を失った。

蘭丸はあたりに誰も気配がないことを確認すると、
気を失った忍の小さな身体を、
軽々と抱え上げ、
そのままその身を闇へと消した。
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