第12章 桔梗と葵(明智光秀&徳川家康)
家康「触れさすって・・・」
光秀「そのままの意味だが?
本音はお前も、
こいつに触れたいのではないのか?」
家康「・・・っ」
光秀「俺が許した範囲内で、
俺が見ているところで、
触れる分にはかまわんが、
俺の見ていないところで、
勝手に触れられても困るからな」
家康「悪趣味ですね」
光秀「どうとでもいえ。
お前の国からもらった女だ。
俺がどう扱おうとこいつに文句は言えまい。
なあ忍?」
忍「・・・っ」
忍は赤い顔をそむける。
家康「いいですよ。光秀さんがそういうなら」
家康はそういうと、
忍に近づく。