第12章 桔梗と葵(明智光秀&徳川家康)
家康「何してるんですか・・・?」
光秀「お前の見たままだが?」
忍「家康・・・見ないで・・・」
光秀に呼ばれ、
部屋に入った家康が見たものは、
光秀にのしかかられ、
着物を乱す忍の姿だった。
家康「どういうつもりですか?」
光秀「どういうつもりか・・・
そうだな。
幼馴染の感動の再会といったところだな」
家康「何が感動なんですか・・・
というか幼馴染って・・・」
光秀「おや・・・シラを切るのか?家康。
お前とこの娘は同郷だろ?」
光秀は自身の下で泣く少女を一瞥し、
再度家康の方を見る。
家康「・・・そうですけど、
それがこれと何の関係が・・・」
光秀「せっかくだ。
この小娘に久々に触れさせてやろうと、
そう思っただけだ」
光秀は笑みを浮かべそう家康に告げる。