第9章 指南書(森蘭丸)
忍「蘭丸・・・脱がせたい?
それとも脱いだ方がいい?」
蘭丸「脱がさせてくれるなら、
俺の手であなたの着物を剥ぎ取りたい」
忍「そう・・・どうぞ?」
蘭丸は忍の帯をゆるめ、
たどたどしい手つきで、
忍の衿をおろし、
胸元をあばいていく。
蘭丸「すごい・・・綺麗だ・・・」
自身より年上で、
自分以外の男を知っているであろう、
目の前の彼女はそれを、
感じさせないくらいに白くきれいな肌だった。
蘭丸はその白い肌に誘われるように、
無我夢中で吸い付いていた。
忍「ふふ・・・」
赤子が母に甘えるような愛撫に、
忍からはまだ余裕が見えていた。
蘭丸はその様子に彼女から余裕を奪いたいと、
そんな気持ちが芽生えていた。