第8章 上杉の忍び(三人ED)
忍「謙信様?佐助・・・?」
謙信は忍の身体を床に押し倒す。
謙信「案ずるな。楽にしておれ」
佐助「すまない。忍」
佐助はそういうと忍に口づけをする。
忍「んんっ・・・」
謙信「忍、動くなよ?」
謙信はそういうと忍の着物の衿に手をかける。
とそこで手が止まる。
謙信「おいなんだこれは」
佐助「どうしました?謙信様ってこれは・・・」
謙信の様子に佐助も口づけをやめ、
謙信の方を見る。
佐助と謙信の視線には、
忍の胸元を覆う薄い桃色の布があった。
謙信「佐助。お前、これが何か知っているのか?」
謙信は怪訝そうに聞く。
佐助「ええまあ」
佐助は頬を桃色に染めながらそう答える。
謙信「言え。これはなんだ」
忍「下着・・・です・・・
五百年後の・・・
肌着みたいなもので・・・」
佐助ではなく忍が、
呼吸を荒げながらそう答える。
謙信「これが肌着と同じだと・・・?破廉恥な・・・」
佐助「俺たちが今からやろうと、
していることの方が破廉恥です」
謙信「黙れ元凶。で?これはどう取っ払うのだ?」
佐助「えっと・・・それは俺も詳しくないので・・・」
謙信「そうか?忍」
忍「なんですか?」
謙信の声に忍は不思議そうな顔をする。