第7章 上杉の忍び(佐助ED)
佐助「あー・・・ごめん」
忍「何が?」
ホテルの一室で、
佐助は忍に謝っていた。
佐助「その・・・ホテル一部屋しかとれなくて」
忍「空きがなかったんだもん。仕方ないよ」
忍はそう返していた。
親しくない仲でもあるまいし、
佐助なら別にいいだろう。
忍からすればそんな感じだった。
佐助は忍の言葉に少しだけほっとしつつも、
それ以上に忍が自分のことを、
異性として意識していないことを残念に思った。
佐助「とりあえず、シャワーをあびた方がいい。
このままじゃ風邪をひく」
忍「え?佐助君から入っていいよ?」
佐助「そうはいかない。
こういうときはレディーファーストだ」
忍「でも」
佐助「いいから」
佐助は忍をシャワーへと促した。