第6章 上杉の忍び(謙信ED)
おまけ
信玄「謙信やるなぁ」
幸村「そういう問題ですか・・・?」
佐助「謙信様・・・」
翌朝、嵐がおさまり、城への帰還があまりにも遅い、
城主である謙信を仲間たちが探しに来ていた。
佐助たち一同が小屋を訪れ、
彼らが見たのは一糸まとわぬ姿で、
抱き合って眠る城主である謙信と、
その忍びである忍の姿であった。
小屋に充満するにおい、
一糸まとわぬ二人の男女、
そして彼らの身体にこびりつく白い液体、
そのどれもが小屋で、
何があったかを証明するものでしかない。
佐助、幸村は気まずそうな顔をし、赤い顔で目線をそらし、
信玄ですら苦笑いを浮かべている。
目を覚ました当の謙信は、
欲を忍に注ぎ込み満足したからか、
最初は機嫌がよかったが、
忍の柔肌を見た彼らにすぐに気づき、
眉間にしわを寄せ、忍を自分の背中に隠す。
忍も気まずそうに着物を慌てて拾っている。
彼らが一通り着物を着終えるのを、
佐助たちは黙って待っていた。