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拾った恋は、18禁

第4章 はじまりの音と雨の予感


『なーぎ、なぎ、こんなとこで寝たら風邪引くよ』
『………もー1歩も動けない』
『弱いくせに、飲むから』
『湊ー、だっこしてぇ』
『はいはい、掴まって。………っと』

『湊力持ちねー』

『なぎが軽いんだよ』












『なぎー、手ぇ切った』
『ええ?もー、ちょっとまっ……、あつ…っ!!』
『なぎ!!』
『え、ちょっと、大丈夫だからっ、それより血。』
『なぎのが大事。やけどしてたら大変だよ?』
『………』
『火傷はね、最初が肝心なんだよ。それにしてもなぎも人のこと言えないじゃん』
『うるさいなっ』

『一緒に作るご飯、楽しいね、なぎ』










『わぁ、なぎ、どーしたのびしょ濡れ』
『急に降られちゃった』
『タオル、タオル持ってくる!』


『なぎ、体すっごい冷たい』
『シャワーでも浴びてくるよ』
『待って』
『…………みな、とっ』
『手っ取り早く暖まれるでしょ』
『バカ、これじゃ湊が冷たいじゃん』
『俺はいーの、なぎが暖かいなら俺も暖かい』
『……』
『それに、なぎを抱きしめる理由が出来たっ』
『……』
『い、った!なんで?』








『なぎなぎなぎなーぎ』
『変な歌歌うな』
『ねー、なぎが足んない。充電させてー』
『はぁ?』
『だって良かったでしょ?体の相性、ぴったりだったじゃん!ね、しようよー、なぎ。』
『却下』
『ええ、俺今、欲求不満で死ねる、今すぐ』
『死んでみてよ』
『なぎの鬼ーっ』
『うるさい』
『じゃぁ、一緒に寝るだけ、お願いなぎ』
『やだ、あんたみたいなの、寝室に入れたらおしまいじゃん』
『ちぇー』
『ほらー』







『湊ーっ、勝手にベッド潜り込むなっ』
『あれぇ?おかしいなぁ。寝ぼけちゃった僕』


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