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それいけ信玄さま! *イケ戦*

第4章 けんけんがくがく



甲斐の虎が、仁王立ちしていながら腿(もも)をぶるぶる震わせるとは情けない。


「童っぱの遊びだ」

「かもな。だが、子供の頃からこんな遊びをして、知らず知らず鍛えられているんだろ。世が世なら、俺たちより強くなるんだろうな?謙信」

「………ふん」

「そうだ。健堅派で勝負しないか?」

「は?」

「どっちが健堅派の使い手になるか。俺が負けたら、斬り合いに付き合おう」

「………その言葉、二言はないな」

「逃げも隠れもしないさ。こっちは三日も先に始めてるんだ。負ける気がしない」
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