• テキストサイズ

【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......

第66章 届けたい、この想い


最初の曲は私たちの出会いの曲。

「鼓動✴︎アンビシャス」だった。

想像を超える歓声の中で彼らが煌き輝く。


「大丈夫だよ。俺達がついてる」

「僕たちのステージ見ててね!」


『星と月のセンテンス』

一番に聞かせてもらった彼らの曲。

初めてのレコーディングは勿論だけど分からないことばかり。
色々教えてもらったな。
あの日が全ての始まりだった。



「不安そうな顔してる?絶対に大丈夫だよ!」

「明謙の言う通りです。俺達も頑張ってきますね」

「いえーい!なまえ、見ててね!」

「すごい歓声......楽しみです」

キラキンの皆と出会った曲。


『Love Winner』

キラキラ輝いて楽しく歌って踊ってーー


彼らがB-PROJECTに参加してくれるなんて、これからもっとすごい景色が見れるって......更に夢が膨らんだことを覚えてる。


「深呼吸しろ。お前なら大丈夫だ」

「俺が可愛いなまえを安心させてあげる」

「愛染さん......抱きしめられたら、余計に心臓に悪いです!」

「可愛い〜!僕も抱きしめちゃお〜 ♪ 」

「ゆ、悠太くんまで!」


『Starlight』

これも初めて聴いた彼らの曲。

あの日の撮影でもメンバー間の愛や信頼関係を感じたけど、それはますます深く強くなったと思う。
この三人でバランスが取れていて、この三人じゃないとダメなんだ。


彼らの姿を胸に刻んで私も前へ。

今日は初めて人前でMimiとして、私の姿で歌う。
彼のために......歌うんだ。


「なまえ、行くぞ」

「はい!」

剛士くんに力強く声をかけられてステージに上がる。
曲が流れて......歌うってやっぱり気持ち良い!
彼にまたこの気持ちを感じてほしい。


「ありがとうございました!」

曲の終わりと同時に毎回巻き起こる温かい歓声。

「B-PROJECTの金城 剛士と」

「私、Mimiです!」

このイベントで自分の姿でちゃんと歌おうと準備してきた。
どよめきが起こるのを感じて自分のことを歌手として認識してくれていることが嬉しい。


「このイベントは私にとってものすごく特別なイベントです。今日はちゃんと皆さんの姿を見て歌を届けたいと準備してきましたが......」

苦々しい顔で隣に立つ人を見上げる。
/ 1163ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp