【B-PROJECT】(完結)あなたの瞳に永遠を誓います
第64章 理想と現実
「なまえ、今日も病院に行くの?」
「行きますよ」
「俺も行こうかな?」
「僕も付き添うよ」
その数日後、その日はキタコレの仕事後に三人で病院に来ていた。
仕事仲間とはいえ二日に一度は流石に多いのかな?
お見舞いの頻度ついてもっと考えないといけないかも。
考えている間に病室の前についていた。
ーーコンコンッ
ノックをして、少し経ったけど反応がない。
いつもは、すぐに出迎えてくれるんだけど。
「反応がありませんね。何かで部屋を開けてるのかもしれません」
「そうなの?残念だね」
「タイミングが悪かったみたいだね。また、日を改めようか」
その時、
ガッシャーン!
中から大きな物音がした。
「カズ、いるの?......入るよ!」
「りゅ、竜持くん!?」
開いた扉の先、
私達はフリーズした。
ポンッポンッポンッチーンッ
頭の中では変な効果音が、鳴り響いていたと思う。
「し、失礼しました......」
そっと両手で扉を閉める。
「帰りましょうか?」