【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第6章 大胆不敵なSweet Girl
私の腕を掴もうとする彼の腕を逆に掴むと、そのまま足払いでその場に転ばせる。
「いてぇ!」
「お前意外とやるな!」
すかさず野目さんが取り押さえてくれた。
「来てくれて......ありがとうございます......」
あれ......?
足下がおぼつかずによろける。
ダメだ。
まだ本調子じゃなかった。
うまく力が入らない......。
倒れる!
そう思ったけど、後ろで誰かが支えてくれた。
「危ないことはダメだよ。無茶しすぎって言ったよね?」
「増長さん?」
あれ?
前にもこんな事......。
「まだ頭が痛いんだよね?衣装部屋でふらついたから」
気づいてたんだ。
「ごめんなさい......ありがとうございます」
支えに頼り立とうとするけど......足に力が入らない。
これって......腰が抜けたの?
「そのうち治ると思うんですけど」
自分で思う以上に恐怖を感じていたのか。
情けない......。