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【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......

第59章 それは突然に


観客席の後ろに居たスタッフはモニターを通して様子を見ていた。

そもそもあんな事件が起こるなんて犯人以外は知らない。
あの状況に、皆が驚き慌てふためいたのは当然のことだ。

あの時、あの場に居た皆が状況を把握することに精一杯だった。

その証拠に彼らの近くに居た私も皆が無事だったか確認するまでは分からなかったし、彼らも同じだ。


A&Rとタレント。


優先するのは勿論タレント。


それなのに、あの時ーー

スタッフさんは迷わず私に声をかけた。


その上、私だけにかかっていると分かる言い回しだった。


「犯人から聞いていたんです」

「え......?」
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