• テキストサイズ

【B-PROJECT】(完結)あなたの瞳に永遠を誓います

第55章 To cherish


どうして......『アイドルを捨てたら怒る』って言ったのに。


「アイツはいつも優等生だけど、お前のことになると人が変わるよな?」

「えっ?」

「いつも、何でも捨てる覚悟があるだろ」


そうか......大切に思ってくれてるから。

私の大切にする方法は、本当に正解なんだろうか?


「それは......なまえちゃんに怒られるんじゃないですか?」

「怒られて良いよ。彼女と何かが天秤にかけられた時、俺は彼女から手を離すことは絶対にしない。そんなことすれば、死ぬほど後悔するって分かってるから」


真実を知ったら増長さんが傷つく思って......だから隠してきた。


夜叉丸さんとつばさちゃん件についても、私とは逆で『知らない方がいい』というのが増長さんの意見だったから。


だけどこんなに知りたがってる。

それは、他の誰でもない私の為で......。


「待ってください!」

立ち去ろうとする彼の腕をつばさちゃんが掴んだ。
/ 1163ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp